スライドサムネイルの作成

スライドサムネイルを作るためのMS-DOSバッチファイル

必要なもの

  • pdflatex package

動作確認した環境

  • Windows XP SP3
  • W32TeX (2009/5/15に更新したもの)

実行するとバッチファイルのあるディレクトリにある全ての pdf ファイルについて、ファイル名に "_thumb" を付加したサムネイルファイルを生成します。


  echo off

  for %%i in ("*.pdf") do  (
  @echo \documentclass[landscape]{article}>>%%~ni_thumb.tex
  @echo \usepackage{pdfpages}>>%%~ni_thumb.tex
  @echo \begin{document}>>%%~ni_thumb.tex
  @echo \includepdf[pages=-,nup=2x2,frame=false,>>%%~ni_thumb.tex
  @echo fitpaper=true,trim=0 0 0 0,delta=0 0,offset=0 0,scale=1.0, turn=true,>>%%~ni_thumb.tex
  @echo noautoscale=false,column=false,columnstrict=false,openright=false>>%%~ni_thumb.tex
  @echo ]{%%~ni.pdf}>>%%~ni_thumb.tex
  @echo \end{document}>>%%~ni_thumb.tex
  pdflatex %%~ni_thumb.tex
  rm %%~ni_thumb.tex %%~ni_thumb.log %%~ni_thumb.aux
  )

  :: PAUSE
  

1 画面に何ページ収めるか等はこのあたりをテキストエディタ等で修正すると設定できます。


  @echo \includepdf[pages=-,nup=2x2,frame=false,>>%%~ni_thumb.tex
  @echo fitpaper=true,trim=0 0 0 0,delta=0 0,offset=0 0,scale=1.0, turn=true,>>%%~ni_thumb.tex
  @echo noautoscale=false,column=false,columnstrict=false,openright=false>>%%~ni_thumb.tex
  

以下に使いそうなオプションを列挙しておきます。

nup 1 画面の配置を指定します。
2x2 なら 4 画面、4x4 なら 8 画面といった具合に配置されます。
"x" は乗算記号ではなくエックスです。
frame 枠の出力の有無を指定します(true/falese)。
fitpaper true を指定すると、元 pdf ファイルのページサイズにフィットするように出力されます。
false を指定すると、\documentclassで指定したサイズで出力します。
trim 指定した数字分だけページをトリムします。
左 上 右 下の順。
delta サムネイルの表示間隔を調整します。
横の間隔、縦の間隔の順。

gen_thumbnail.batの出力例

download (gen_thumbnail.bat)

履歴

  • 2009/5/15 公開