現代疫学 原著第4版

現代疫学 原著第4版

佐藤俊太朗,藤井亮輔,芝孝一郎,後藤匡啓,今村文昭(監訳). 現代疫学 原著第4版. 学術図書出版社 2024. (Lash TL, VanderWeele TJ, Haneuse S, Rothman KJ (eds.) Modern Epidemiology, 4th Edition. Wolters Kluwer, 2020.)
1332ページ, 税込16500円/本体15000円。

書籍の紹介

本書は、言わずと知れた疫学の教科書であるModern Epidemiology, 4th Editionの翻訳書です。

Rothman先生のエッセイではModern Epidemiologyの初版を書く事になった経緯が書かれています(Rothman, 2022)。
1980年代当時、疫学研究で用いられる概念や方法が急速に発展しており、教科書はそれに追いついていなかったそうです。
また、有意性検定(significance testing)中心のデータ解析からの脱却という大きな目的もあったそうです。
第2版が出版される1990年代後半には、概念や方法の発展はより急速になっており、第2版はサイズが2倍になりもっと広い範囲の内容をカバーするようになりました。
第3版、第4版も大体10年の間隔で出版されていますが、もちろん近年になっても概念や方法の発展はより急速に進んできています。
未来の版が出版されても、きっと、新しい概念や方法がたくさん出てくるでしょう。
楽しみですね。

私は生存時間解析の章を担当しましたが、学びはじめの人にも、ある程度知っている人にも役に立つ内容になっています。
また、近年の疫学研究で使う主な手法はほとんど網羅されていると思います。
これは、Modern Epidemiologyでは、新しい概念と方法もできるだけ平易な言葉で説明するという所に重点が置かれているからだと思います。
良い本に出会えたことと、そのような本の翻訳に携わる機会を与えていただいたことに、感謝しております。

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文献情報

  1. Lash TL, VanderWeele TJ, Haneuse S, Rothman KJ (eds.) Modern Epidemiology, 4th Edition. Wolters Kluwer, 2020. [Web Site]
  2. Rothman KJ. The origin of Modern Epidemiology, the book. European Journal of Epidemiology 2021; 36(8):763–765. DOI: 10.1007/s10654-021-00790-0.
  3. 佐藤俊太朗, 藤井亮輔, 芝孝一郎, 後藤匡啓, 今村文昭(監訳), 莇生崇, 安富元彦, 石黒智恵子, 井上浩輔, 井上陽介, 岩上将夫, 遠藤彰, 大久保雄規, 大久保祐輔, 大沢樹輝, 大久敬子, 織田哲郎, 垣本啓介, 鍵山暢之, 苅谷瞳, 川添百合香, 木下喬弘, 小林鉄郎, 佐藤大輔, 鈴木越治, 空野すみれ, 高田大輔, 高橋孝幸, 高橋将宜, 武田祐介, 竹林由武, 田中仁啓, 田本光拡, 塘由惟, 長島健悟, 中島誉也, 西田一貴, 林岳彦, 藤井伽奈, 三谷知広, 三橋利晴, 山崎大, 芳川裕亮, 吉村聡志(訳). 現代疫学 原著第4版. 学術図書出版社 2024. [Web Site]

履歴

  • 2024/04/01 公開